アレルギー症状の改善が得意なジルテックについて

2020年06月09日
マスクをかける女性

アレルギーに効果のある薬には、効果が緩やかなものもあれば即時に効くタイプのものもあるなど、さまざまな種類が存在しています。それぞれの薬には特徴があり、自分と合う合わないといったこともあるので、効き目が実感できない場合は、医師と相談をして変更するという方法も選択肢として考えると良いでしょう。

花粉症などアレルギー性鼻炎に使用されることが多いのは抗ヒスタミン薬です。抗ヒスタミン薬には第一世代と第二世代があり、副作用があまり出ないものが第二世代抗ヒスタミン薬となります。さらに第二世代の薬は鎮静性のものと非鎮静性のものとに分かれており、鎮静性の代表的なものにはゼスランやザジテンなど、非鎮静性のものにはアレグラやアレロック、ザイザルなどがあります。

体内に花粉などの異物が侵入すると、体は危険と判断し、何とか排除しようと試みます。この試みがくしゃみや鼻水といった症状につながっており、体内に入った異物に対して抗体をつくるので、再びその異物が入ったときは即座に反応をします。ヒスタミン受容体が多く発現すると、くしゃみなどが過剰に起こってしまうのです。アレルギー性鼻炎はアレルゲンが体内に侵入したことによって体が過剰に反応し、症状を引き起こしている状態を言います。なお、このアレルゲンには花粉ばかりではなく通年性アレルギー症状の原因でもあるダニやほこりも含まれます。

抗ヒスタミン薬は、このヒスタミン受容体の動きを阻止する働きがあります。ジルテックもまたヒスタミン受容体の拮抗作用によって引き起こされる症状を軽減することができます。

ジルテックは第二世代抗ヒスタミン薬の非鎮静性で、主成分はセチリジン塩酸塩です。小さな丸い粒状をしており、アレルギー性鼻炎や皮膚のかゆみ、湿疹や蕁麻疹の治療に使われている薬です。小さい子どもが服用することができるよう、ドライシロップ状のものもあり、ドライシロップのものは2歳以上から服用することができます。

ジルテックは強い効果と即効性があり、数ある花粉症の処方薬の中でもアレロックと並んで即時に強い効果が出る薬となっています。持続時間も7時間近くあり、薬を服用してから約1時間後には効果が出始めます。花粉症は季節性のアレルギー性鼻炎ではありますが、ダニやほこりといった通年性のものであっても効果があり、即効性もあるので素早く鼻の症状を止めることができます。

ジルテックは持続時間が長いため、1日1回就寝時に服用をすることで次の日の夜まで効果を持続することができます。しかし、その分眠気が出やすく、車の運転は控えるか、慎重に行わなくてはなりません。特に小さい子どもの場合は、眠気に襲われることが多いです。

ジルテックは速やかに鼻水や鼻づまりといった症状を抑えるので、アレルギーの症状を改善へと導くことができます。一方、飲酒をするとアルコールとの相互作用によって薬の効果が強く出すぎてしまい、副作用が発生しやすくなってしまうので注意をする必要があります。花粉症の時期は飲酒をする機会が多いのですが、ジルテックなど抗ヒスタミン薬を服用している場合、飲酒をしてしまうと体に負担をかけてしまい、効果もなかなか実感できなくなります。花粉症になっているということは体に変化が生じているということでもあるので、飲酒はできるだけ控えるようにしましょう。

ジルテックの副作用は眠気の他に、口の渇きや倦怠感、頭痛、そして浮動性のめまいがあります。このような症状が出た場合、念のため医師か薬剤師に相談して、様子を見るようにすることが大切です。重篤なものにはアナフィラキシーやけいれん、肝機能障害や皮下出血ということが起こることがあります。大変まれではありますが、もし少しでも異常が出たら薬の服用をすぐに中止し、医療機関を受診してください。

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